検索窓
今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:39,910 hit

# ページ32





俺はその足で駅まで向かい、仕事へ向かう。
基本的に涼介は麻痺やてんかんなどの他の疾患はないし、機嫌が悪いときもなくていつもにこにこしてるような子だから呼び出されることはないけれど念のため仕事は抜けやすいものを選んだ

末っ子の裕翔が今は大学生だけど大貴も働いているし、涼介も気持ち程度だけどお給料が出るからあんまりお金を気にして生活することも今は減ってきたけど数年前はかなりギリギリの状態だった



俺と大貴は頭もそう良くなかったから大学に通わずに就職したけれど、裕翔は頭が良くて学校から受験を勧められて受験をすることにして神経質な裕翔と周りのことを考えるのが難しい涼介が同じ家にいるのはかなり大変だったのを思い出す


いつもは優しくて自分のことよりも涼介を優先してくれる頼れる末っ子だけど、受験となるとそういうわけにもいかなくていつもと様子の違う裕翔に涼介は戸惑って何度も話しかけようとしてちょっかいをかけるから裕翔はそれにイライラしてブチ切れたり、と家の中が大混乱で涼介を施設に預ける話も出たほど。

あのときは施設に預けるお金もなくて、そう決断できなかったけれど今となっては預けなくてよかったなと心から思う





#→←#



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
431人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。