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そのあとお家に帰って、4人でご飯を食べながら涼介の体のことを少し説明することになった
両親の教育方針なのか分からないけれど、今まで心臓に病気があるとまでしか本人は知らなくて病名もましてやこれからどうなる可能性があるのかも知らない。
まだ両親が海外に仕事で行って以来、宏太と俺で涼介の体のことは管理していて本人が聞きたがったら伝えようと決めていたけど今回の検査結果を見て、本人にしっかり伝えないといけないと思った
宏太「 涼介も大貴もちょっと真剣なお話するから聞いてくれる?」
大貴、涼介「 うん!」
宏太「 涼介は心臓に病気があるって小さい頃から言われてるよね?胸とか、背中とか痛くなっちゃうやつ。それはね 狭心症 という名前なの。」
涼介「 きょうしん、しょう 」
宏太「 そう。ちょっと難しいんだけど涼介の心臓の中にいるその狭心症ってやつが暴れたら、涼介は死んじゃうかもしれないんだ 」
大貴「 涼介しんじゃうの?」
宏太「 だから、そのために涼介はちょっとでも痛くなったらすぐに大貴とか近くにいる人に言う。約束できる?」
涼介「 うん!」
宏太「 あとは、さっきも言ったけど
運動はおやすみしよう。心臓がやめてください!ってもう涼介の中で言ってるんだ 」
涼介「 わかった、」
涼介も大貴も目がいつになく真剣でちゃんと伝わったみたいで安心した
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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時