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ほぼ一睡もできないまま朝を迎えて、目元は腫れて仕事に行きたがらない下の子2人を無理やり送り出してたまたま休みだった雄也と昨日用意した荷物を持って車に乗った

雄也「 昨日さ、寝れなくて良くないと思いつつもいろいろ調べてたらもちろんかなり大変そうなものもあったけど回復してる人もいるみたいだよ。だから、ただただ悲観的に物事をみるだけにならないようにしないとね。」

「 そうなんだ、そういうの聞くと希望は持てるね 」


正直調べる気すら起きなかったからこういうところで口数が多い方ではないけれど雄也の長男らしさを感じる





数日間は集中治療室にいたから、涼介に会えたのは5日後のことだった。
あの状態がどうしても頭から離れなくて、この数日間はロクに寝れないでいた



病室に行こうとすると、馴染みの看護師さんから「 昨日の夜中ちょっと不安定で、ナースセンターの横の病室に移動になりました。今までの涼介くんとやっぱり違うからびっくりしちゃうかもしれないけど、頑張ってるから応援してあげて 」と伝えられた


不安に思いながら病室に向かうと人工呼吸器が外れていて鼻カニューレになっていて安心したけれど、涼介は絶えず動いていてベッドには柵が付いていて若い看護師さんが付きっきりだった


看護師「 おはようございます。薮先生から少しお話しあると思うんですけど、それまで3人で過ごされますか?」

雄也「 そうですね、ありがとうございます 」



ニコッと笑って会釈をして看護師さんはナースセンターに戻っていった





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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時

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