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10分ほどして呼ばれて立ち上がると、隣の涼介は立ちあがろうとしない。

脇を抱えて無理やり立ち上がらせると嫌ですというオーラ満々で診察室へ足をすすめた



宏太「 よかった〜来てくれて笑 」

「 ほんっとに大変だったんだからね!」

宏太「 まあまあそれは慧もそうだったからね笑 」

涼介「 へへっ笑 慧もなんだ笑 」

馬鹿にしたように笑う涼介の頭をグーでゴリゴリしようとしたら宏太に止められた


宏太「 涼介、最近胸とか痛いな〜ってあった?」

涼介「 うん 胸と背中と腕とがいつもと同じの 」

宏太「 それはいつからで何してるとき?」

涼介「 うーん1ヶ月前ぐらい。ちょっと走っちゃったときとか、階段上がってるとき 」

宏太「 そっか そのときは誰かに言った?」

涼介「 ううん、じーっとしてたら落ち着くから 」

宏太「 じゃあ誰かに言わないとってぐらい
苦しい時は最近あった?」

涼介「 うん、持久走したとき 」

宏太「 あ〜笑 それはなんでやっちゃったの?やる前から痛いときあったんだよね?」

涼介「 うん、でもみんなやってるの見てたらやりたくなった、」


本人も悪いと分かっているみたいで
わかりやすく語尾が弱くなった



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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時

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