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看護師「 今日はー、涼ちゃんだけ?
せっかくなら慧ちゃんもやっていけば?」
「 いや、僕は大丈夫です笑 涼介だけで。」
看護師「 そうなのね?わかったわ
すぐ呼ばれると思うから涼ちゃん、待っててね 」
涼介の顔は引き攣ってて待合室の椅子に座った瞬間泣きそうな顔でまた見つめてくる
涼介「 やっぱり、帰ろうよ 」
「 えぇ、アイスといちごいいの?もう一生買ってもらえないかもよ?」
涼介「 ううん、宏太は買ってくれるもん、」
「 いやいや笑 宏太も買ってくれないよ
今日来るって約束だったのに、涼介約束破るから宏太も怒るよきっと 」
涼介「 でも、、入院とかやだもん 」
「 まだ検査してないから分かんないよ?もしかしたら、お薬減っちゃうかも!」
涼介「 んーん、分かるもん、」
自覚アリなんだなとここでやっとわかって思わず笑いそうになってしまう
「 ちょっとやっぱり苦しいときある?」
涼介「 慧には言わなーい 宏太に言うもん 」
「 行く気になったね?」
涼介「 うん、宏太怒ると怖いもん 」
末っ子のくせに意地っ張りで可愛げのない子だけど、こういうところはやっぱりガキだな〜とかわいく見えてしまうものだ
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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時