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すきなもの (狭心症) ページ14
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涼介「 ねえ、ほんとに行かないとだめ？」
朝から何度か目の駄々をこねるうちの末っ子の涼介。
「 そりゃね、涼介来ないと宏太だって困っちゃうよね 」
涼介「 でも元気じゃん！最近発作起きてないし！」
「 えー？先週体育の授業中に座り込んだの誰？」
涼介「 それは、ちがうもん、」
「 違くないでしょ？ほらいくよ 」
涼介「 行かないってば、」
小学3年生で学校がだいすきだから
検診のために休ませたのがすでに納得いってない様子。
自分もこうだったのかな、なんて思いながらキャンキャン吠える犬みたいな弟をどう病院に連れて行くか悩んでいる
先週の体育の時に持久走があったみたいで、激しい運動は禁止されてるはずなのに勝手に参加して半分のところで倒れ込んだ涼介。
倒れたのは頑なに認めなくて、座り込んだと本人は言ってるからそう言ってあげたけどそれでも心臓のせいとは認めない誰に似たのか頑固な末っ子ちゃんなのだ
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作者名：らぷ | 作成日時：2022年8月13日 1時
