Petite lumiere 21 (ページ13)

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あれからしばらくして、涼介の体調は安定してきてすぐにナースセンター横の病室から出て一般病棟に戻り今はリクライニングを起こして少しずつ口から水を飲むことに挑戦している

不随意運動の薬はやっぱりてんかんとの飲み合わせが悪いみたいでいくつか試したけれど、どれも大きな発作を起こして今も変わらず誰もいないときは拘束を余儀なくされているのだ

未だに意思の疎通は取れなくて薮先生以外に何人かのここの大学病院内の先生に診てもらったけれど、損傷部分を見る限り知的障害も大きく出てるのではないかのことだった

それでも侑李が来たときは双子だからなのか、舌が出てるからはっきりとした発音は出来なくても「あーーーっっ、、あーーー、ぁぁっっ」と声を出すことが多い。

侑李「僕って分かっててくれてるのかな、」

ポロリと涙を流しながら侑李が呟いた独り言を雄也が「きっと、そうだよ涼介侑李のことだいすきだもん」と返していて俺まで心があったかくなった

ベッドの上で首上に向けて全身を反らせたり、足を蹴り上げるようにしてベッドから落っこちそうになったりとまだまだ涼介にとってつらいことは続くと思うけど
もう少し落ち着いたら一時退院も視野に入れられそうだねと薮くんが言ってくれたからそれを目指して頑張ってるところ

涼介の頑張りが、涼介とみんなの願いが、
どうか実りますように。

そして、きみに俺たち4人の愛が届きますように。

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おまめちゃんリクエストありがとうございました！
てんかんも不随意運動も描写が思ったよりも少なくなってしまって申し訳ないです(＞＜)

過去1長いお話だったと思うのですが、
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡

そしてPetite lumiereも21作目になりましたが、
これからもたくさん読んでいただけると嬉しいです！