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先生曰く、低酸素脳症というものになってしまったらしくてまだ急性期だからもう少し症状が現れるかもしれないしなくなるかもしれないとのこと。
詳しい検査は明後日以降らしく、明日荷物を持って入院手続きをすることになった
今日は面会時間も終了で涼介の意識も戻らなかったから泣く泣く家に戻る
雄也「 みんな、これから大変なことたくさんあると思うしまだまだ受け止めきれないと思う。でも、少しずつ頑張ろう。涼介がまた元気に戻ってこれるようにサポートしよう 」
説明を聞いても全く実感がなくてたしかに、あの涼介をみたらもういつものように話すことも笑い合うこともできないのかもしれないと思ってしまうけど、それでもまだ受け止めきれなかった
裕翔「 涼介、どうなっちゃうんだろう 」
侑李「 そんなこと言わないでよ、涼介は大丈夫だからっ、」
「 侑李も裕翔も落ち着いて。まだ詳しいことはわからないからさ、今は涼介が元気になるためにできることを考えよう?」
雄也「 そうだね、涼介入院中いつもなに欲しがってた?」
侑李「 んっ、まんが、、」
「 そうだったね笑 新しいやつ買ってあげようか 」
正直、あの状況だと漫画を読めるぐらいになるまでどのぐらいかかるのかは分からないし最悪なことまで考えてしまうけれど今はただ前を向くしかない。
家に帰っても汚れたソファーをみんなできれいにした後は力が抜けたように裕翔と侑李はさっきまで涼介がいたソファーに座って動かなかった
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作者名:らぷ | 作成日時:2022年8月13日 1時