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刻々と迫る涼介の命のタイムリミット。
もうずっとずっと心臓のドナーを待っているけれどなかなか巡り会えずに何度もチャンスを逃してきた。
涼介も去年あたりから移植に否定的なことばかり言うから心配しているんだ。
涼介「 ねえ、人の命もらって、
いきるのって、しあわせ、かな？」
考え込んでしまう性格の涼介だから前向きに捉えることは酷みたいで生きててごめんね、って前に泣きながら言ってきたのを思い出す。
光「 しあわせ、ってね涼介が決めることなんだ。
誰かが決めることじゃないから涼介にしか分からない。でもその人の生きたかったって気持ちを涼介は生かすことができるんだよ。まだまだ頑張るんだ！って。」
涼介「 でも、家族は、生きててほしかったかもしれない、でしょ？」
小さい頃の涼介だったらそんなこと知らなかっただろうし思いもしなかっただろう。
大きくなったんだ、こんなことでしか涼介の心の成長はわからないからハッとした。
光「 そうだね。そうかもしれない。にぃたちだって、涼介がもし脳死って言われても生きててほしいって思う。
でも、本人が決めたことを覆すことはできないしそれが本当の答えなんだ。他の誰かが決めることは必ずしも正解ではないってこと。」
涼介「 じゃあ、その人が望めば死んでもいいの？」
光「 ううん、そうじゃないよ。
涼介、死んでいい人なんていないんだ。みんなもちろん、生きてほしい。でも、それが叶わないひとだってたくさんいる中で、涼介は生きるチャンスをまたもらえるの。」
涼介「 そんな思いまでして、生きていたくない、」
光「 そんなこと言わないで。
ねえ、にぃちゃんたちが涼介のそばを離れたくない。涼介がどこかに行かないでほしいから移植するじゃだめかな？涼介に生きてほしいんだ。」
涼介に生きる、という選択肢はもうないのかもしれない。
そんな気がした。
・
少し心に闇を抱えている涼介くんでした。
書き溜めしていたものを放出しています〜
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らぷ(プロフ) - いちごさん» リクエストありがとうございます！特に持病ない設定もいいですね！！やらさせて頂きます。 (2020年4月2日 22時) (
レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ありやまが高校生設定で、実験の匂いにやられて実験中に吐いてしまう山田くんの話が見たいです。ありやまは幼馴染設定でお願いします。 (2020年4月2日 21時) (レス) id: b1acc93996 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - くるさぼさん» ありがとうございます泣泣 泣いていただけたなんて本当に嬉しいです... 本当にありがとうございます！ (2020年3月10日 7時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - やまたかさん» リクエストありがとうございます。とても個人的で申し訳ないのですが、パニック障害をメインで書くのに少し抵抗があっていつかはもちろん書くのですが少し先になってしまうかもしれません...泣 でも絶対に書くので気長にお待ちしていただけると嬉しいです。 (2020年3月10日 7時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - 感想です。ずっといっしよ読んでめっちゃ泣きました。とても家族愛が感じれるお話でした！ (2020年3月10日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぷ | 作成日時：2020年3月9日 20時
