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リビングで熱を測ると38.2と想定外の高さで
思わず目を見開くと涼介は不思議そうな顔で見つめてきた。



大貴「 りょうちゃんね、お熱すっごく高いから学校お休みね。今日はにぃにと一緒にいよう。」


涼介は頷いたけれどさっきよりもウトウトしていて
目もとろんとしたし何より水分量が多くて目がキラキラしている。




病院嫌いな涼介はこのぐらいよく分かっていない方がこっちとしてはありがたくてもう少し熱が上がってわけわからなくなると暴れるから早く病院に連れて行きたかった。




寝始めた涼介をベッドに横にさせておかゆを急遽作り、
少量なんとか食べてもらって洋服を着替える。


お買い物行こうね、と頭が回っていない涼介に言うと頷いて車に抵抗なく乗ってくれた。





車酔いをしやすい涼介にバケツをもたせて
走らせると5分ほどでえずきはじめた。


涼介「 おえっ、、けほっけほっ、」



昨日の夜も思い返せばあまりご飯は進んでいなくて
気づいてあげられなかったなぁ、と反省した。





月1の検診でお世話になる大学病院だから
気付いたようだけど吐き気がやっぱり強いみたいで
なかなか車から降りられない。



涼介が座る後ろのドアを開けると
抱きついて泣き始めた。



大貴「 しんどいね。先生に吐き気止めもらおう?」


見ていなかったのか反応がなかったけれど
しばらく体制を変えてあげたり背中をさすったりして吐き気が落ちつくと抱っこして小児科へ向かった。








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作者名:らぷ | 作成日時:2020年1月12日 15時

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