暖かい日差しに (不安症など) ページ32
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春から新しい子を受け入れることになりやってくるのは小学4年生の侑李くんと小学生6年生の圭人くん。
もともといる涼介と裕翔は2人とも小5だからみんな年子になるから可愛いんだろうね、なんて呑気に話す職員5人。
ここは虐待をずっとされていた子を預かる施設で成人になったらここを出るしきたりがあって職員5人みんなここ出身の人たちなのだ。
ちょうど裕翔が来てすぐに職員の最年少大ちゃんが出たぐらいであまり関わりはなかったけれど5人はすごく子供たちを大切にしてくれている。
最初にやってきたのは裕翔でまだ3歳で警察によるとお父さんの事業失敗で荒れて母に暴力を振るうようになって裕翔までも虐待されて母が死亡したことにより裕翔が見つかった。
裕翔にあの頃の記憶はないけれど、母や父などと言ったワードを出すと明らかに悲しそうな顔を浮かべるからなんとなくこの事実は理解しているんだろうと思っていてまだ裕翔にこのことをハッキリとは伝えたことがないのだ。
次にやってきた涼介は6歳で道で倒れているのを発見されて入院していた後にここにやってきた。てんかんや不安症と言った病気持ちで言葉数も少なくて誰かがそばにいないと自傷行為もしてしまうため職員や裕翔も含めて涼介には優しく接している。
涼介についてはまだよくわかっていなくてきっとシングルマザーでお酒やタバコ、薬でおかしくなって涼介を捨てたんだろうと考えられている。そのせいか涼介の前で口喧嘩などをすると酷く怖がってしまう。
2人とも難ありな感じだけどなんだかんだで楽しく過ごしているから新しい2人も仲良く楽しく過ごせたらいいね、なんて思っているけれど涼介のことを考えるとそうもいかない気がしちゃうんだ。
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作者名:らぷ | 作成日時:2020年1月12日 15時