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それから2週間後。


やっと病院から2ヶ月ぶりほどに出た涼介は
気持ちよさそうに寝ている。





「 おかえり。涼介。」





もう目を開けてくれなくても、
コミュニケーションが取れなくても、
可愛くて優しくて少しヤンチャな涼介のままだ。



圭人から話を聞いたのであろう裕翔が夕方に家にやってきた。


「 ごめんね!入院中来れなくて。
涼介頑張ったんだってね!すごいじゃんさすがだよ。
これからもたくさん会いにくるからね。」




とびっきりの笑顔で裕翔は眠る涼介の手を握った。






「 幸せだね。」

「 うん。」



なんの脈絡もなく夜ご飯を食べていてぽろっと出た言葉に圭人は満足そうな笑みを浮かべた。




「 すっごく幸せだよ。
涼介とにぃちゃんと過ごせるのが。」



圭人は涼介の方へと歩きながら次はそう言った。




いつもだったらご飯中だろ、と言うけど今はそんな気分になれなくて俺もたまらなくなり涼介のベッドへ向かった。







3人で一緒にいられることの幸せを教えてくれた涼介にはたくさん感謝しないとね!と言って涼介のもちもち、では無くなってしまった真っ白なほっぺを触った。









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作者名:らぷ | 作成日時:2020年1月12日 15時

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