Petite lumiere 13 (ページ23)

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涼介の右目は本当に綺麗で黒目がちの大きくぱっちりした目は可愛らしさを一層引き出している。

宏太「おっ！すごいじゃん！」

コンタクトを付けるよりもずいぶん難しいらしくて
何回も何回もやってみたけれどなかなか出来なくていつもパパにやってもらっていたのにいつのまにかできるようになっていた。

こうやって親元からどんどん離れていくんだ、そう思うと少し寂しい気持ちになった。

涼介「ねえまだ？」

光「ああ、ごめんごめん。」

幼い頃重度の喘息があった涼介のために田舎に引っ越したためうちから二人が通う小学校まではちょっと距離があっていつも車で送っている。

大貴「あ！涼介メガネは！」

車に乗ってすぐ大貴が大きな声でそんな話をし始めて涼介はあ！とすぐに車を降りて家に戻った。

光「もーう！大貴ありがとうね笑
涼介！いつも言ってるでしょ？困るのは自分だからね？」

義眼をしていない方の目もあまり良くはなくて学校では眼鏡が欠かせないのに毎回のように忘れていく涼介。

涼介「わかってるってば、ごめんなさい。」

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