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「 夏休みどこ行こっか〜?」



大学のサークルのノリでインストールしたインスタを慣れない手つきでなんとなく夏の最大のイベントを計画中の俺。


問いかけた相手は はぁ? という顔で俺を見つめる。






「 どっこも行かない気?」


涼介「 当たり前じゃん。」


「 じゃあ何のための夏休みだよ!」


涼介「 暑い夏に外に出たくないから教員側が頼み込んだんだよ学校に。」



てきとーなことを言いはじめる涼介はやっぱり兄の慧くんに似てて気だるそうにスマホをいじる。









涼介「 ゆーと、ゆーと、」



突然名前を呼ばれたかと思ったら立ち上がっている涼介の体は小刻みに動き始めていて慌ててスマホをテーブルに置いてソファーに横にさせてクッションを涼介の頭の下に置く。



「 大丈夫だぞ。俺いるからなここに。」


薄く骨張った背中を優しくさすりながら
声をかけること2、3分。


激しく筋緊張していた体が少しずつ落ち着いてきて
険しい顔をしていた涼介も表情が柔んできた。






「 お疲れさま。お茶でも飲む?」


涼介「 ぃい、、いぃ、」


「 いらない?わかった。じゃあ寝てなね。」





うん、と小さく頷いてまた目を閉じた。









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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか? (2019年6月23日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぷ | 作成日時:2019年6月23日 0時

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