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朝起きて仕事に行こうとすると
いつもなら笑顔でいってらっしゃいと言ってくれるはずの涼介はなんだか浮かない顔をしている。
裕翔「 どうしたの?どっか痛いところあるの?」
言葉にするのが難しいから何かがあっても
対応が遅れることが多くなってしまう。
そんな涼介を俺はは助けたくて助けたくて必死なのだ。
そう声をかけると涼介の大きくて
綺麗な二重の瞳から大粒の涙が溢れた。
裕翔「 どしたの?」
このままだと仕事に遅れるけれどそれどころじゃなくて
とりあえず落ち着かせようとリビングに戻ってハグをするとゆうとくん、、ゆうとくん、、とカタコトな日本語でそう言った。
裕翔「 なんかいやになっちゃった?」
涼介「 っ、、、んっ、、、、、、、、
はっ、、、はなせ、な、ない、」
裕翔「 上手く話せなくてつらくなっちゃったの?」
涼介はコクリと首を縦に振った。
裕翔「 話せなくてもね、涼介は涼介だし俺の世界でいちばん大切で大好きな存在なんだよ。なんにも心配しなくて大丈夫。なんかあったら俺がいるし先生もいるでしょう?」
そう伝えるとやっと泣き止んで
こっちの方が早いと思ったのか、メモに仕事遅刻させて本当にごめんなさい と書いて渡された。
裕翔「 いいんだよ。涼介のためなら
なんだってするんだから。」
今度は笑顔で送ってくれてすごく安心した。
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ここまでお読みくださってありがとうございます。
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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか? (2019年6月23日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぷ | 作成日時:2019年6月23日 0時