ぬくもり (肺高血圧症) ページ33
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宏太「 はぁ、また無理したの?」
涼介「 はぁっはぁっ、ごめっ、げほっ 」
宏太「 しーっ、もう話すな。」
検診に一昨日来たのに職場で倒れたらしく救急車で運ばれた涼介はここ最近家でも酸素流入をしていないらしい。
裕翔「 俺だってちゃんとしろって
言ってるんだけどなかなかね、」
涼介と一緒に住む彼の幼馴染みの裕翔は
苦笑いを浮かべて苦しそうな彼の頬をさっと撫でた。
宏太「 今はしんどそうだから言わないけど起きたらすぐ話あるからって伝えておいて。」
裕翔「 うん。ありがとう。」
宏太「 はーい。」
宏太が不安げな表情で病室から出ると
裕翔はまた悪化してるんだなと察してしまった。
裕翔「 これ以上無理すんなって
どんだけ言ったら分かるんだよ... 」
辛そうに呼吸をする涼介の顔をじーっと眺めながら
届かないのを知っているのに呟いた。
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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか? (2019年6月23日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぷ | 作成日時:2019年6月23日 0時