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# ページ29










発作が起きてから約1時間ほどで
元に戻ったりょうは学校にいきたくないとぐずりだした。





光「 なんで行きたくないの?」


りょう「 行きたくないの 」


光「 理由教えて?」


りょう「 やなのっ、」




ちっちゃい頃から発作のあとはグズグズになってしまうことが多くてしまいには泣いてしまう。

理解はしているけれど中学生にもなってこの様子だとまた先生に言われてしまうのが目に見えている。






光「 学校行ったら裕翔くんもいるし
慧ちゃんにも会えるよ。」


りょう「 んぅ 」


光「 ママも一緒に慧ちゃんのところ行くから行こ?」


りょう「 わかった 」




慧ちゃんっていうのはりょうの担当の先生で慧くんって呼んでいたのにいつのまにか慧ちゃんと呼ばれていた。








荷物を持って靴を履くと
玄関の決まった場所に立てかけてある白杖を持つ。
これがりょうを外で歩くようになれるアイテムなのだ。


家を出るとすぐ大きな道路があるため、
危ないからりょうの手を繋いでゆっくり歩かせて
車に乗り込ませる。




光「 りょうシートベルト閉めた?」


りょう「 うん!」


光「 よし。じゃ行こっか。」





車で10分ほど走ると
りょうの通う特別支援学校についた。









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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか? (2019年6月23日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぷ | 作成日時:2019年6月23日 0時

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