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「 ピピッピピッピピッ!!」
涼介の異常を知らせるアラームが明け方家中に響いた。
すぐに光が駆けつけると既に息は浅く喘鳴がずっと薄くヒューヒューと聞こえていて意識はなかった。
涼介「 げほっげほっっ!ヒューひゅっ、げほっげほっ 」
救急車をすぐに呼び運ばれたけれど中でもなかなか発作は治らず挿入されることとなって手を握って大丈夫だよそばにいるからねとしか言うことができなかった。
車で裕翔と慧と宏太がやってきたけれど涼介の容態はまだ全然分からずただただ慌しく動き回る看護師さんたちの様子を見ることしかできない自分たちに嫌気がさした。
運ばれてから早2時間。
やっと処置室のランプが消えた。
出てきた涼介の口元には太くて青い管が刺さっていて
顔も青白くてとても大丈夫だとは思えなかった。
先生「 詳しいお話をさせていただきますのでこちらへ。」
4人で部屋に入ると
ピンと背筋がなるぐらいに緊張した。
先生はふぅと息を一つ吐いていかにも悪いことを言いますよ、と言った顔をして
先生「 涼介くんは恐らく低酸素脳症となりました。」
こう言った。
裕翔「 えっ、、そんな、」
頭が真っ白になるとはこういうことだったんだ。
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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか? (2019年6月23日 1時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぷ | 作成日時:2019年6月23日 0時