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七夕の願いは叶うことなく涼介は１年で
寝たきりとなって意識すらもない。
光「 りょうくん、侑李がテストで学年１位だって。
すごいね。誇りの弟だね。」
侑李「 りょうにぃ、僕頑張ったんだよ。」
どんなに話しかけても涼介は病気になってから眠れなかった分寝ているように静かに浅い呼吸を繰り返すだけ。
先生「 この先、何が起こるかわかりません。
突然死も稀なケースではございませんので入院という形でもよろしいでしょうか。」
とうとう家にいることさえも危険となった涼介。
宏太「 ねえ、どうしたい？」
聞いてももちろん寝ているだけで反応はなくて
宏太は家にいたいよねと声をかけた。
宏太は先生と話し合いを重ねたのちに
最期は家で看取る、つまり入院しないことになった。
それが決定した数週間後の七夕の日に涼介は
空に旅立っていった。
あまりにも静かに迎えてしまった最期で天国に行く途中織姫様と彦星様に鉢合わせしたのかな？なんてふざけたことを言っていた。
きっと向こうで幸せに過ごせているはず、
そんな風に思えるのは涼介だからだね。
涼介に幸あれ！
来年の七夕にはそう書こうね。
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くるさぼ(プロフ) - らぷさんの作品が本当に大好きです。無理を承知でお願いします。他の短編集も観れるようにしてくれませんか？ (2019年6月23日 1時) (
レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぷ | 作成日時：2019年6月23日 0時
