三代目JSB × princess

( ☆ ) ページ10

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哲「Aも、成長したよなぁ…」


啓「出会ったばっかの頃、12歳だっけ?」


哲「うん。」


啓「6年だもんなぁ…」









EXPGのインストラクターをしていた当時

他の子たちよりもずば抜けたダンスの実力を持っていた子

それが、Aだった




堂々としたダンスと存在感で、見てる人を魅了する



だけど、常に控えめで、決して自己主張が強いわけではなかった







Aのダンスを見てきて、" このままにしとくのはもったいない "って

そう思った






HIROさんに話して、Aのダンスを生で見てもらって



俺、すげぇ熱く語ったんだよな、HIROさんに(笑)








それから1年後に、三代目JSBが結成されること決まって


俺は迷わず、メンバーにAを推薦した






HIROさんも、最初からそのつもりだったみたいで



2010年に三代目が結成されて、5年…







一歩ずつ、確実に、Aは成長してきたんだよな







哲「なんかさ〜、父親気分になるよな(笑)」


啓「Aを誰よりも見てきたのは哲也だもんな(笑)」


哲「あの頃のAからは想像もつかないくらい、逞しくなったわ。」


啓「俺らも年とるわけだ…」


哲「…頼もしい、後輩だよ。」







たった18歳の女の子が

男だらけのチームでやってくのは

並大抵の覚悟じゃできないと思う



大きな覚悟と、決意を持って

この世界に飛び込んだA




小さくなっていくAの背中に

" 負けるなよ "と、心の中でエールを送った







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Fin.









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