三代目JSB × princess

( ☆ ) ページ22

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Aのもとへ駆け寄ると、地面に座り込んで震えている








玲「A…」


「…こわ、かった…っ」







自分の体、ぎゅって抱きしめて

ボロボロと涙を零すAのことを

俺は優しく抱きしめてやる








玲「もう、大丈夫だから…」






Aが少しでも安心できるように、背中をトントン…と擦ってやる







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しばらくして、だいぶ落ち着いた様子のA




事情を聞いたら、1週間前くらいから誰かにつけられていたらしい





三代目のみなさんには、今が1番大事なときで迷惑はかけられないからと誰にも言えなかった





家に帰る前に、寄りたいところがあるから
今日は歩きで帰ろうと事務所を出たら



ずっと後ろをつけられているのを感じて




こわくなって、俺に電話で助けを求めた






そしたら、いきなり男に公園に連れ込まれて

トイレに引き釣りこまれそうになったところを


間一髪で俺が来て助かった









玲「…お前さ、そういうのちゃんと相談しろよ。お前の身に何かあったら、三代目の皆さんだって困るだろ。EXILEさんも、GENEも一緒だよ。」


「ごめんなさい…」


玲「…とにかく、これからはちゃんとマネージャーさんに送ってもらえ。」


「…うん」


玲「ほんと、心配した…」


「玲於くん…ありがとう、」







さっきの男、ほんとは追いかけて ボコボコにしたかったけど


Aのこと、守れてよかった…




俺が間に合わなくて、あのままAが…



そんなこと考えたら、胸が苦しくなる





玲「あんま心配させんな…」


「…ん」




愛しいこの温もりを逃がさないよう、ぎゅっと強く抱きしめた



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Fin.




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