氷柱の戦い 3

玖拾肆 ページ20

Aside



ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ



実弥「お、おい…A…」




ｽﾀｽﾀｽﾀ




実弥「…悪かった。」




ｽﾀｽﾀｽﾀ



実弥「な、なぁ…」





ﾋﾟﾀｯ




『別に怒ってねぇし。』




実弥(いや、明らか怒ってんだろ)




『御館様の命令は従う。それだけ。』




実弥「お前…ほんとに25で死ぬのか」





『さぁ？でも死ぬらしいな。それまでに鬼舞辻を倒す。御館様の御屋敷に来るんだろ？そこで仕留める』






実弥「………」





『俺の予想だが、多分御館様の御屋敷で鬼舞辻は倒せない、首が再生される前に早く切るか、夜明けまで持ち込むしか方法はねぇ。そこで鬼舞辻が太陽を克服したら、俺たちの勝ち目はない。俺はそう思ってる。』





実弥「なんでそこまで考えられんだよ」




『もっと言うと、鬼舞辻の前に上弦を全滅させなきゃいけない。鬼舞辻と上弦、鬼殺隊総勢。どっちが勝てるかなんて、分からない。柱でさえ上弦と戦うと重症をおう。鬼舞辻を倒す前に上弦で死ぬ可能性だってあんだよ。柱が上弦を倒せなかったら鬼舞辻は絶対倒せない。だから俺はそこで全力をだす。』






たとえ




そこで死んでも





鬼舞辻まで行けなくても






少しでも勝てる可能性があるなら






俺は命なんか捨ててやる

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