【H×H】ふわふわ女子、ハンターになる！【逆ハー】

特質系 ページ5

水見式をやった。


結果は




彼女のオーラにより水が花びらに変わる。



『センセ、これって…』

「あァ。明らかに特質系だ。」

『なんでだろう。』

「小娘、最近変わったことはあったか？」

『特にないけど。』

「……ま、たまァに特質系に変わるヤツもいるしな！お前がそーゆー奴だったんだろ！」

ガハハと豪快に笑う。

『新しい能力は考えますか？』

「そうだな。とりあえず今の能力を使えるか試してみろ。」

『またキスですか？』

「あぁ。」

『はぁ。これで最後ですよ。』

もちろん先生は簡単に操作された。

「いや、違和感だ。なんだ、体が楽というか。力がみなぎったというか。う〜ん。A解除してくれ。」

『はい。』



すると先生は

ナイフを取りだし、自分の手の甲を傷つける。

『え、え！？せんせ、大丈夫！？』

「あぁ、ところでここにキスをしてくれないか。」

『えぇ！？ふ、不衛生ですよ！』

「なら傷口付近でいい」

『はぁ…』


ちゅ


と可愛らしいリップ音とともに、


彼の傷は治ったのだった。


『え！？これって！』

「お前の能力だな。しかし操作系のオーラの時には出来なかった。つまり特質系のオーラになった今、使える能力だ。」

『なんで特質系になったんだろう。』

「A、最近変わったことは無かったか？」

『それさっきも聞いてましたよ？』

「いや、なにか感情的なこととか。」

『感情？ううぅん。。強いて言うならセンセイに憧れを持ち始めたことですかねぇ』

「なんだそれ。まぁこの話は終わりだ。なっちまったもんは仕方ない。前の能力も使えてるんだし、お前なら使い分けも簡単だろう？」

『はい』

「教えることは全部教えた。もうお前に会う必要は無いな。」

『え…』

「今日でお別れだ。」

『そんな…せんせ、まだ私…』

「俺はお前を信じてる。実力試しにハンター試験を受けてみたらどうだ？ハンターになれたら、俺に会えるかもな。」

『そんな…せんせ、まだ教えて欲しいことあるのに…』

「甘えんな小娘。初めて行った日のカフェ。あそこな、ハンターしか入れないカフェなんだ」

『え…』

「ハンターになれたら、そこで会えるかもな。」

『センセイ！わたし、ハンターになるよ！がんばる！だから応援して！』

「おう」


彼はくしゃりと笑い、去っていった。


その日から私は、先生に教えてもらったことを欠かさずやってハンターを目指す。

進路もハンターにしたのだった。

ハンター試験→←少女

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す