お泊まり会 ページ25
『ヒソカさん!!!楽しいですね!!!』
「うん♥」
『ご飯食べますか?作りますよ!』
「ほんとかい?♦キミの手料理、たのしみだよ♣」
『おふろいつはいるんですか?』
「もうそろそろ入るよ♠キミが料理を作っている間に入ってこようかな♦」
『そうですか…』
お泊まり会が楽しくて、はしゃいでいる彼女。どうやらヒソカと離れたくないらしい。
そんな彼女の気持ちをわかっているのか、ニヤニヤが止まらない彼。
(本当に可愛いねェ…♥)
きっと彼は、自分が彼女に対して特別な感情を持っているのに気づいているのだろう。その上での余裕ぶりである。
「じゃ、ボクはお風呂入ってくるよ♦」
『はーい!』
彼女が料理をある程度作り終えた頃、かなりの時間が経っていた。
お風呂といってもジャポンのように浴槽はなく、ただのシャワールームだ。
だからそんなに時間はかかるはずがないのだ。
『おそいなぁ…さみしいな…』
彼に限ってありえないと思うが、倒れていたりしたら心配だ、とシャワールームへ向かう。
飛行船内のシャワールームは男女別れておらず、4つしかない。
脱衣所の奥にシャワールームがある間取りである。
脱衣所に入ると、
「おや♥」
ヒソカが全裸でたっていた。
『あ、あの…ごめんなさ…』
恥ずかしさのあまり涙目になってしまう彼女。
きっとこれも彼の悪巧みなのだろう。
「積極的じゃないか…♥」
『お、遅いから心配になって…』
「可愛いねェ…心配してくれるなんて嬉しいよ…♥」
『そ、そうですか…先に部屋に戻ってますね…』
男の人の裸なんて、小さい頃見た自分の父親のもの以外見たことない。
男の人に耐性がついていない純情な女の子なのだ。
部屋に戻っても、ドキドキが止まらない。
(ヒソカさん、筋肉凄かったな…男の人って感じだ)
ガチャ
「ただいま♥」
『あ…おかえりなさい』
ヒソカを見るとさっきのことを思い出してしまうため、なかなか目を合わせられない。
そんな彼女を、彼は愛おしそうに、面白そうに見ているのだった。
『ご、ご飯作ったんですけど…』
「あぁ♥とてもイイニオイだね♣」
ヒソカと目を逸らしながら他愛もない会話をする。
『ご飯食べ終わったらトランプしませんか?』
「いいよ♥」
『新しい遊びを教えてください!』
「なににしようかなぁ…♠」
最終試験前夜なのに夜更かしをしてしまう彼らだった。
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かすみ(プロフ) - もるさん» 初めまして!コメントありがとうございます!お返事遅れてしまってすみません、、。更新頑張ります!多忙でかなーり亀更新になると思いますが気長に待っていただけるとうれしいです! (2022年7月25日 23時) (レス) @page50 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
もる - 初めまして!とてもかわいい主人公ちゃんで読んでいて癒されました!文面からも作者様の温和なお人柄が出ているように感じました。忙しいかと思いますが、更新楽しみにしています♪ (2022年6月29日 3時) (レス) @page50 id: 2766806a74 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - しろさん» はじめまして!コメントありがとうございます!嬉しいです!頑張って作ろうと思います!少し待っていてください! (2022年5月27日 2時) (レス) @page50 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
しろ - はじめまして!このお話とても好きです!続きは書かれないのでしょうか?? (2022年5月20日 13時) (レス) @page50 id: 1cd0628146 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - ちくわさん» ありがとうございます!がんばってみます! (2020年12月29日 10時) (レス) id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霞 | 作者ホームページ:http://narutodreamer
作成日時:2020年9月11日 13時