episode 44 ページ46
貴『それに、私は決して君の味方じゃない。
…追っている相手は同じかもしれないけどね。』
コ「それって…！」
______ﾋﾟｺﾝｯ
コナンくんが口を開きかけた瞬間、遮って鳴った私のスマホの通知音。タイミング良すぎだろ。
…コナンくん、ごめんね。2度も遮って。
心の中で少しだけ謝りながら通知を見ると、相手は秀一さんから。
内容は……
�爛�レーを作り過ぎた。手伝いに来てくれないか。��
貴『……』
私は残飯処理班か。
てか、またカレー作ったのかよ。この前も作ってただろ。
いや、秀一さんのカレー美味しいけど。美味しいけど…本業の仕事をしろ。アンタは主夫か。
…まぁいいや、丁度お腹も空いてた頃だし。
貴『梓〜、お勘定お願い！』
梓「はいはーい！ちょっと待ってね！」
梓に一声かけて、さりげなく席を立つ。
コ「ま、待って！！」
貴『…ん？』
コ「Aさんって…本当に何者なの…？」
……何者…か。
貴『……君と同じ、守りたいものを抱えてる…ただの一般人だよ。』
そう言いながらこっそりと零を見てみると、こちらの視線に気付いたのか少し眉を顰めて睨まれる。
…そうだね、零はもう守らなくても大丈夫だもんね。
けど、大切な人を守りたいと思うのは普通の事でしょう？
コ「守りたいもの…」
貴『そう。君にもあるでしょ？守りたいもの。』
梓「Aちゃーん？どうしたの？」
貴『あぁごめん！今すぐ行く！
……じゃあまたね。コナン君。』
そうコナンくんに言って、お会計を済ます。
そして…店を出ようとすると、背後から安室さんに話しかけられた。
安「Aさん、スマホ忘れてますよ！」
貴『…あれ、本当だ。ありがとうございます。』
安「もう外も暗いので、送っていきましょうか？」
貴『あー…いえ、大丈夫です。』
今、零と秀一さんと会わせるわけにはいかない。
多分連れていったら、「何故バーボンと知り合いなんだ」って睨まれるに決まってる。それだけは面倒臭いから避けたい。
なので、とりあえずお礼だけ言ってスマホを受け取った。
安「では、お気を付けて。…また来て下さいね。」
貴『……勿論ですよ。また来ます。』
お互いにそう言い残して、店を後にした。
……零と、コナン君の視線を背に受けながら。
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優凪 - いつも楽しく見させて頂いてます！！お話とっても面白いです！！あと、純黒見たいです！ (2019年10月10日 0時) (
レス) id: 2287419f18 (このIDを非表示/違反報告)
由香(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年10月1日 22時) (レス) id: 4e9eb2e5b9 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです！大変だとは、思いますが更新頑張って下さい！応援してます♪ (2019年9月29日 3時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - すごく好きです！私のタイプ（？）のど真ん中！！！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月27日 17時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
EMIRIA(プロフ) - とても面白いです(^^)これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 8時) (レス) id: 61bb63e74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Non. | 作成日時：2018年9月11日 22時
