2:パトーナーとの出会い ページ8
杏奈は大学での授業が終わり、もう少しで自宅に着こうとしたとき、自宅前に男性が倒れていた。
杏奈「大丈夫ですか!?」
杏奈は倒れている男性の元に向かい、声をかけるけど、反応がない。
倒れている男性の脈を測ったり、身体の周りを確認してもどこも怪我等していなかった為、杏奈は一先ず安心していた。
工藤邸の前に倒れていた男性は、長身で銀髪の長髪に青色の帽子を被っていた。
そう、言わずながら…カイトである。
カイトが何故、工藤邸に倒れているのかはわからない。
だが、今わかっていることはどうやってカイトを家の中にどうやって運ぼうかと考えている杏奈がいることだ。
ちょうど、その時……
有希子「あら、杏ちゃん!どうしたの?」
優作「何か困っているようだね、杏奈」
杏奈の両親である工藤有希子と工藤優作がいた。
杏奈「お母さん!お父さん!どうしてここに!?」
2人が日本にいることに驚く杏奈。
優作「次の話を書くために資料を取りに帰って来たのさ」
有希子「ただ、普通に帰って来たらつまらないから内緒でやって来たのよ♪杏ちゃんたちを驚かすためにね!」
杏奈「(ハハハ……子ども心を忘れない2人ね;;)」
優作「それでそこに倒れている彼はどうかしたのかい?」
杏奈「私が大学からちょうど帰って来たときに家の前に倒れていたの。だから、お父さん彼を家の中に入れたいから運ぶために手伝って!」
優作は杏奈に言われ、カイトを自分の背に乗せた。
その時に杏奈は優作や有希子にバレないようにプライベート用スマホでカイトの顔を写した。
優作はカイトを抱えて自宅に入った。
優作や有希子の後に続いて杏奈もカイトを写した写真と共に"ある人物"にメールを送ろうとしたとき、見たこともないカードが落ちていたことに気づいた。
そのカードを拾った杏奈はカイトと同じようにスマホで写し、カイトの写真と共にメールで送った。
メールを送った杏奈も自宅に入った。
カイトを抱えた優作とその2人を付き添った杏奈は客室に向かった。
客室に着いた優作と杏奈はカイトをゆっくりとベッドに寝かせた。
杏奈は寝かせたカイトの身体に異常がないために再び診察をした。
杏奈「(今のところは身体に異常はなし。後、数十分後に目を覚ますかな)」
どこにも異常がないことがわかった杏奈は優作と一緒に客室に出て、有希子がいるリビングに向かう。
リビングに入った優作と杏奈は向かい側になっているソファーに座った。
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作者名:カンナ | 作成日時:2017年6月16日 14時