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有利の言葉を聴き、表情を見た美玲は何かを察したように顔をひきつる。
美玲「ま、まさか…！」
コンラート「察しの通り。相手の左頬を打つという事は、この国では古式ゆかしい方法でその相手に結婚を申し込むという事なんです。そして、打たれた人が右頬も差し出せば、願いを受け入れるという返事になります。貴族の間での求婚行為です」
中々、言わない有利の代わりにコンラートが答える。そして、美玲に追い打ちをかける。
コンラート「これでグウェンダルとの婚約成立ですね、義姉さん」
美玲「…義姉…さん？」
有利「ミレイ、信じれないだろうけど、今ミレイを義姉さんって呼んだコンラッドと金髪美少年のヴォルフラムとグウェンダルの3人は兄弟なんだよ…」
コンラート「父親が違うんですけどね」
美玲「ごめん。今情報を整理したいから落ち着かせて」
美玲は頭を抱えてしまう。
数分間黙ったままだった美玲は情報処理が終わったのか、溜め息を吐く。
そして、静かに呟く。
美玲「それで"はい、そうですか。"って、納得出来る訳がないでしょう;;」
有利「だよなー。判るよ…その気持ち。おれもカルチャーショックだったよ」
美玲「まさかユーリも？求婚されたの？」
有利からの新事実を聴き、尋ねる。
有利「いや、おれの場合…こうカーッとなってバシっと！」
美玲「あー、なるほど。それでビンタしたのね。相手は？」
もしかしたら、将来身内になる可能性が高い為、美玲は有利に相手が誰なのかを聞くと、意外な人物だった。
ヴォルフラム「ボクだ」
美玲「…え？」
ヴォルフラム「だからユーリの婚約者はこのボクだっ！」
美玲「えぇぇぇ！！！……ココって男同士でも良いの？」
コンラート「男同士でもこちらでは普通のことなんです」
コンラートの説明を訊きながら唖然とする美玲。
美玲「(日本以外の国でも男同士で結婚とか出来るからありなのかもしれないね)」
冷静に考えてから納得する美玲。
変な所で冷静になる美玲だった。
美玲「そう言えば。ユーリ、ココは何処なの？それに何で有利がいるの？」
グウェンダルの件を忘れたいのか、美玲は再び現在ココが何処なのかを尋ねる。
有利「！あー。ミレイ、信じられないかもしれないけど……」
美玲の言葉にはっと気付いた有利は前置きをして言いにくそうに口を動かす。
有利の話を聞く為に美玲はベッドに座り直し、有利を見つめる。
美玲「うん」
有利「ここは地球じゃなくて、異世界なんだ」
美玲「………」
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今日からマ王大好き - 今日からマ王は小さい時に見てたので夢小説を書いてくれてとても嬉しいです。続き頑張って書いてください。 (2022年8月24日 9時) (
レス) @page13 id: 35231631dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神流 | 作成日時：2019年2月25日 1時
