立海テニス部のマネージャーは双黒の姫【テニプリ×マ王】 (ページ6)

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1:眞魔国へようこそ！ページ6

立海大付属高校テニス部マネージャーである天宮美玲は誰よりも早くテニスコートに行き、選手たちの準備等をする。
だが、本日テニス部がお休みになった為、美玲は部活で必要なものを買いに行こうと考えた。
柳も一緒に行く予定だったが、急遽用事が出来、行けなくなった。
一緒に行けないことに対して、申し訳なさそうな表情をする柳に美玲は大丈夫と伝えた。
丁度、美優の親友である如月凛が空手部も休みになったので、一緒に行くことになった。
凛は柳にドヤ顔を見せながら、美玲と一緒に教室を出た。

美玲と凛が去った後、凛のドヤ顔を見た柳が苛立っているのを凛の従兄にあたる如月秋吉が落ち着かせていた。

一度、美玲と凛は自宅へ帰り、制服から私服に着替えてから買い出しに出掛けた。
必要なものを買い終えた美玲と凛は公園のベンチに座って、雑談をする。
凛「ボク、喉乾いたから飲み物を買ってくるよ。美玲もいる？」
美玲「うん。じゃ、ミルクティー頼んでいいかな？お金はちゃんと返すから」
凛「了解！買ってくるね！」
凛は自動販売機がある所へ向かう。
大人しく美玲はベンチに座って待っていると…。

子どもa「どうしよう」
子どもb「こまったね…」
小学生の子どもたちが困った様子で池がある方を眺めていた。
その様子を見ていた美玲はほっとけなく、ベンチから立って、子どもたちがいる所まで行き、声をかける。
美玲「君たちどうしたの？お姉さんに出来ることなら手伝うよ？」
子どもc「あのね、お姉さん」
子どものひとりがもじもじと話し出す。
子どもc「あそこにボールが飛んでいっちゃって」
池の真ん中にボールが浮かんでいた。
見た感じではそこまで深い池ではないのか底が見えていたが、小学生の子どもたちにとっては難しいだろう。

美玲「任せて！お姉さんが取って来るから！」
子どもたちはぱぁっと笑顔になる。
美玲は池の中に入ると、肩くらいまで浸かるくらいの深さだった。
美玲「(このぐらいの深さなら大丈夫)」
真ん中までバシャバシャと水を掻き分けながら、辿り着き、美玲はボールを掴む。
美玲「取れた！今投げるからね」
美玲はその後、子どもたちの所に優しく投げる。
子ども「「「ありがとうございます！！」」」
子どもたちは嬉しそうにお礼を言いまた遊びに行った。

美玲「さてと、私も早く上がらないと」
美玲は池から出るために来た道を戻る。
だが…。
美玲「あれ？足がつかなっ……がふぁ」