白くて暗い過去 ページ23
四年前、四月。
くノ一教室に無事入学した私は自己紹介という局面にいた。
「握間みこです!座学に努めたいと思います!宜しくお願いします!」
「嗟嘆ヤコです。手裏剣を頑張りたいです。宜しくお願いします。」
順々に一人一人、自己紹介をしていく。
そしてその女の番は来た。
「美川心春ですっ………!」
黒髪ストレートという、THE、日本人と言う髪の毛を横で一つに結んでいて、垂れ目がちの大きな瞳で辺りを見回す。
この世界で、いわゆるヒロイン、というものだろうか。
どの世界にだって存在する。
前は確か…………そう。ハーマイオニー・グレンジャーだ。
ヒロイン。
何となく分かるんだ。
彼女の周りには、絶対に仲間が居る。
友達、親友。教師やお偉いさんまでも味方に付けてしまう。
四年生になった今では分かるが、もう一つ重要な役割がある。
前の世界は私ではなかった。
しかし、今は私。
ヒロインを陥れる存在……………。
「話術をが、頑張りたいです!よ、よろしくおねがいしまひゆっ!」
あー………無理。
ゴミだ。計算高いクソ野郎だ。知らんけど。
その内、私に番が回ってきて蛇のイヤリングをカラン、と鳴らしながら立ち上がった。
『長月A……。体術が得意なので頑張りたいです。宜しくお願いします……。』
当たり障り無いような自己紹介をする。
私が最後だったので、そこで担任も自己紹介し始めた。
ヴィランはこの場からヴィランでないとヒロインサマのお気に召さないことを私は知らなかった。
__________
短いですよね………、、
うらつく浮上自体結構久々なんですよ……。
明日から頑張ります……!(フラグ一級建築士だろお前)
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綾部伊沙(プロフ) - れいら・マリもオワゴリラさん» コメントありがとうございます! 正直忘れかけてたこの作品…笑 更新いつか受験が終わったら更新するので今後ともよろしくお願いします! (2022年12月6日 21時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
れいら・マリもオワゴリラ - こんにちわ。この小説読みました。こんなに面白いお話初めてです!思わず吹き出しちゃいましたw更新楽しみにしております (2022年11月26日 23時) (レス) @page33 id: 661d7579e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾部伊沙 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時:2022年3月7日 16時