今日も社畜は探偵社で嗤う

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気付いたら、Aは何度もきたことがある場所に立っていた。

昔読んだ本に出てきたような、青い空に色とりどりの空中に咲いた花が映えているまるで天国そのもののような空間。

下を見ると、ゴミのように小さな木が遙かしたで森を作っているのがAには分かった。自分は空に浮かんでいるのだ。

「今日こそ教えて。貴方は誰？」
「私は貴方。貴方は私。同じ脳を心臓を分かち合った存在。」

目の前ではAにそっくりな何かが喋っている。この空間に来る度にする質問に一門一句同じ回答が返ってくるのを聞いて頭が痛くなってくる。

それに気付かず、そいつは話す。

「私は貴方。貴方は私。ここは私と貴方が作った空間。”私”は2人も要らない。必要なのは、小泉A。名嘉野雪は必要ない。存在することがが許されるのは、小泉Aだけ。」

意味が分からない。
其れが率直な感想だった。何を言っているのかがイマイチ理解が出来ないのは自分だけで筈だ。
女優名義の私も小泉Aも私。そう思っているAは目の前の死人のような瞳のそいつを淀んだ目で見つめ返す。

「早く元の場所に返せ」
「名嘉野雪もハーンの姓だったギリシャ人の貴方も違う。貴方は小泉A。私は貴方。貴方は私。」

宗教に入ったらこんな感じなんだろうか…とぼんやりと考える。
そうするとそいつはこちらに近付く。

Aは驚き逃げようとするが現実のようには行かず、動こうとしても足が動かない。
そいつは浮かび上がりAの頬を両手で掴む。Aは得体の知れない者に触られたことに驚き吐き気がしてくる。

「離せ！」
「私は貴方。貴方は私。私達は小泉A。」

その言葉は脳の中でエコーがかかったように響く。耳鳴りがしてきたように感じ、Aは頭を押さえた。

ぐるんと視界が回って、気がつくと目の前にコーヒーまみれになっている石神航也と、明らかに戦犯な望月が尻餅をついていた。

＿＿帰ってきた。

安堵からAは息をついた。

＿＿＿

お詫び

綾部伊沙です。御免なさい！スマホの調子が悪くてうらつくが開けなくて更新できませんでした

例えるなら……展示されている携帯を皆様触ってみたこと、ありますか？
あのゲームをしようとしてもすぐに強制終了させられるもどかしさが似てる…(伝われ)

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大変申し訳ありませんでした。今日からまた頑張ります

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