大人の言う｢怒らないから｣は嘘。絶対。 ページ5
目を覚ますと、何故か保健室にいた。
｢気がついた？｣
そう声をかけてきたのは保健室の先生。
名前は忘れた。
｢先生....私はなんでここに｣
もしかして…と期待を寄せる。
｢中庭で倒れてたのを見つけたの｣
｢そうですか、ありがとうございました｣
なんだ....と気持ちが沈むのが分かる。
｢ところで、どうしてあんなにケガしてたの？｣
うわ、聞かれた。これは早く帰ろう。
｢なんでもないですよ！すっ転んで頭打っちゃって、気絶しちゃったみたいです笑｣
分かりやすい嘘をついた。
“これ以上、私に関わらないで”
そういう意味を込めて。
｢....なんでもなくないでしょう？言ってみて？｣
めんどくさいなぁ....ほんといるんだよねぇ。
どうせ何も出来やしないくせに、ヒーローぶる人。
｢大丈夫。秘密は守るわ。｣
嘘つき
｢ほんとうに何でもないですってば笑｣
｢ここには私とあなたしかいないわ。大丈夫よ｣
うるさいなぁ.....
悪いけど、私はこういう人が嫌いだ。すごく嫌いだ。
｢どうして？もしかして、脅されてるの？｣
うるさい。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
うるさい。
知 っ て る く せ に
｢え？｣
どうやら今日、私は機嫌が悪いらしい。
｢....知ってるくせに。って言ったんですよ。言葉の意味分かります？｣
｢....ｯ｣
顔真っ赤。面白いなぁ
｢分かっててそういうこと言ったんですよね？先生って人の心に傷口に塩を塗りたくってすっとぼけですか？笑 先生って悪い人ですねぇー...笑｣
｢んなｯ、なんて口の利き方を！｣
プライドズタズタにされて、どんな気分かな笑
｢...こ、校長先生に言いつけます！！｣
｢どうぞどうぞ｣
ニコッと笑って....
｢その代わり、先生が“している事”もバレちゃいますね？｣
｢！？｣
｢それじゃあ、先生。さようなら｣
──────────。
何これ悪女？？？
ここの会話、自分で見て吹いてます(((
コンビニ弁当は〇ブン。異論は認めない(ｷﾘｯ→←現実の幼馴染って上手くいかない
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作者名：塩ライチ | 作成日時：2019年3月21日 0時
