罰ゲーム フョードル・Ｄ ハイミルクチョコレート ページ18
『ドースくーん！』
「なんですか？」
私は机の上にチェスのセットを叩きつけるように置いた。
『チェスしよう。』
「……いい、ですよ。」
『私が勝ったら仕事4分の1まで減らして。』
「僕に勝てるとでも？」
ドス君はつまらなそうに頬杖をつきながら視線だけこちらに向ける。
『自信が無かったら誘いませんよ！』
「いいでしょう、受けてたちます。」
ドス君が座り直し、駒を並べていく。
『始めようか。』
「ええ。…あ、そうだ。」
思い出したようにドス君が顔を上げる。
「僕が勝ったら一日命令聞いてもらいます。スタート。」
ドス君の目の色が変わった。
数分後。
「チェックメイト。」
『ッ？！』
嬉しそうに微笑むドス君。
『ちょ、待った！』
「待ったは無しです。」
さて、と言いながら立ち上がるドス君を目で追うことしかできない。
「一つ目の命令は、これを付けてください。」
ドス君が持っているのは所謂猫耳。
「テレビで見て、気になってたんです。」
渋々着けるとさらに追い打ちをかけてくる。
「語尾にニャンって付けるように。」
ドス君が！
ドス君がニャンって言いましたよ聞きました？！
『ハイハイ、ニャンニャン』
その日一日メンタルがボロボロになるまで色々命令された。
ちなみに今の私の服装はメイド服×猫耳。
『そろそろ脱いで良い？』
「語尾は？」
『あ、ニャン。』
「脱いでいいですよ。ここでなら。」
さらっとすごいことを言うドス君。
『ここで？！』
「あ、じゃあ命令です。ここで脱いで下さい。」
『無理！』
「こちらに来てください。」
『だか…』
「早く。」
部屋の温度が下がった気がした。
従いざるを得ない空気。
ゆっくりとドス君に近づくと手を引っ張られ、膝に座らされる。
背中のチャックをゆっくりと下ろされる。
『っ。』
「白いですね。」
背中にピリッと痛みが走った。
「綺麗に咲きました。」
『何して……』
「マーキングですよ。」
【貴女は僕の物ですからね。】
魔人が美しく笑う気配にゾクッとする自分が居る。
身に纏う布が減っていくのは、長い夜へのカウントダウンのようだった。
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ミカズチ様、リクエストありがとうございます！
ハイミルクチョコレートに出来たかかどうか怪しいですね。
新しい遊び ニコライ・ゴーゴリ ハイミルクチョコレート→←関係ない 太宰治(黒の時代) ハイミルクチョコレート
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水上灯 - あのゴーグル恨んでやる、でちょっと笑いました(笑) (2022年10月13日 17時) (
レス) id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 侍従長最高過ぎますｯｯｯｯ(泣) (2022年2月22日 0時) (レス) @page4 id: 5863b45db6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 雪乃さん» 大丈夫です(v^ー°) (2021年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ミィさん» ですね（笑）なんか可哀想な感じになってしまいました() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 鮭大根大好きさん» きっと、きっと大丈夫です() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃 | 作成日時：2019年12月27日 23時
