溺愛 太宰治(黒の時代) ミルクチョコレート ページ26
太宰side
『あ、中原さん！』
黒い帽子を見つけて大はしゃぎしている妹を見て、連れてくるべきでは無かったと後悔する。
どうしてもと強請るAの可愛さに抗えずに連れてきてしまったが、まさかエリス嬢に会いたいだなんて。
「お、Aじゃねェか。どした？」
『お兄ちゃんに連れてきて貰いました！』
「良かったなァ。」
頭を撫でられ気持ち良さそうに目を細めるA。
「ちょと中也、あんまり近づかないでくれる？可愛いAにチビがうつる。」
「誰がチビだ！これから伸びるんだよこ れ か ら！なァA？」
『お兄ちゃん、中也さんこれから伸びるんだって！』
イジメちゃダメっ！
と言ってくる愛しのA。
「おい太宰、顔が緩みきってんぞ？」
「うるさいなぁ。こんなに可愛いのを見て緩まないなんて中也がおかしんじゃないの？これだから蛞蝓は。」
「うるせぇ青鯖。」
いつも通り言い合いしていると、Aが困ったように視線をさまよわせる。
え、可愛い。
Aside
お兄ちゃんにお願いしてポートマフィアに連れてきてもらった。
ビルに入ると直ぐに中原さんを見つけ、今二人で喧嘩している。
どうしよ。
『取りあえず、喧嘩はダメだよ！』
「うん、分かった。」
「早っ。」
『そうだ、エリスちゃんに会いに来たの！』
「そうだったね、行こうか。」
『バイバイ中原さん！』
「おう！」
首領の部屋に着くと、大きな声で
『エリスちゃーん！遊びに来たよー！』
「うーん、ま、いっか。可愛いし。」
大きな扉が音もなく開く。
「A！やっと来たのね。」
「エリスちゃーん、この服も…」
「Aが来たんだから待ってよ！てかリンタロー気持ち悪い。」
部屋の中から、ひどいよエリスちゃーん！
という声が聞こえる。
『お邪魔します。』
「あれ、太宰くんも来たのかい？」
「A可愛い。」
「ねぇ、聞いてる？」
その後、エリスちゃんと沢山遊んだ。
部屋から出るとお兄ちゃんがちょっと不機嫌だった。
「Aが他の子とばっかり遊んでてヤダ。」
こ、子供みたい。
『私、お兄ちゃんが一緒に居てくれて嬉しかったよ？』
……………………。
…………………………。
「安心し給え！もう離れない絶対離れない。」
太宰とAを目撃した部下たちは思った。
もう一人の首領がここに？！
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ミレー様リクエストありがとうございます！
溺愛難しい…。
必要ねェ 立原道造 ビターチョコレート→←ずーっと ニコライ・ゴーゴリ ビターチョコレート
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水上灯 - あのゴーグル恨んでやる、でちょっと笑いました(笑) (2022年10月13日 17時) (
レス) id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 侍従長最高過ぎますｯｯｯｯ(泣) (2022年2月22日 0時) (レス) @page4 id: 5863b45db6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 雪乃さん» 大丈夫です(v^ー°) (2021年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ミィさん» ですね（笑）なんか可哀想な感じになってしまいました() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 鮭大根大好きさん» きっと、きっと大丈夫です() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃 | 作成日時：2019年12月27日 23時
