家族を信じて ページ10
視界がはっきりすると、私はちゃんと列車の上にいた。
私はただ、さっき自分の見た悪夢の恐ろしさに震えてうずくまった。
鬼が近くにいるというのに刀を持つこともできない。
奈子たちみんな私のこと憎んでいたのかも。
それは私にとってすごく恐ろしいことだった。
もし悪霊として出たら…、ゾッ!
その時、私のはるか先に行った炭治郎の怒声が聞こえた。
炭治郎「言う訳ないだろ、俺の家族が!俺の家族を…、侮辱するなー‼︎」
その言葉は、深く私の胸に刺さった。
炭治郎も私みたいに家族に恨まれる夢を見たんだ。
それでも炭治郎は家族を信じている。
家族がそんなこと言う訳ないって。
強いな、炭治郎は。
私にとって炭治郎の言葉は、“家族のことを信じて、今は家族を侮辱した鬼を倒すことに集中しよう”と
いう意味にも思えた。
大丈夫、私の家族は、私のことを見守ってくれているはずだ。
なら、その期待に応えないと!
炭治郎「水の呼吸…、拾の型…、生々流転!」
彩「桜の呼吸…、愛染の情…、狂い咲き!」
緩やかな、でも細かい円を描きながら鬼の元に近づいていく。
切るんだ…、鬼の首を…‼︎
下弦の壱と書かれた目が、大きく開いた。
私の刀と炭治郎の刀はほとんど同じタイミングで首に付き、交差した。
さようなら!
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月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» ね…。 (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 数珠玉の呪い…なんか怖そう… (5月18日 20時) (レス) @page50 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» お願いします! (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 月坂柚花さん» ありがとう!早速見てくるね〜 (5月18日 20時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» 今作れたよ。もしよければ見てね♪ (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2023年3月31日 20時