数珠玉 ページ50
夜。
九月の日は、暮れるのが少し遅い。
私は薄暗い裏道に入って、カナヲさんを見つけた。
彩「カナヲさん!」
私は小声でカナヲさんを呼んだ。
カナヲさんはすぐに気づいて、そっと会釈した。
カナヲ「こ、こんにちは…。」
街灯の灯りも届かず、有一の光は天にぽっかり浮かぶ満月だけ。
その月の光の中に、ゆらりと影が出た。
彩、カナヲ「‼︎」
彩「桜の呼吸…冷仁の情…月桜。」
カナヲ「花の呼吸…弐の型…御影梅。」
私たちは急いで日輪刀を抜いて振った。
二つの刀が鬼の首に当たる_______というその時、私の体が急に熱くなった。
これ、数珠玉の呪いだ…‼︎
と気づくのと共に、私の意識がふわっととんだ。
最後に、頭の中でずっとカナヲさんの声がこだましていた。
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月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» ね…。 (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 数珠玉の呪い…なんか怖そう… (5月18日 20時) (レス) @page50 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» お願いします! (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 月坂柚花さん» ありがとう!早速見てくるね〜 (5月18日 20時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» 今作れたよ。もしよければ見てね♪ (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2023年3月31日 20時