駄菓子屋さん ページ49
あっという間に文化祭の二日間が終わって、いつも通りの学校生活が始まった。
怖いこともあったけど、楽しかったなー。
私は、もう慣れきってほとんどつけている感覚のない数珠玉をそっと撫でた。
相変わらず、外れることのない数珠玉は、私を呪うための物。
でも、ここのところ呪いが発動していないんだよね。
だから、結構緊迫感がないんだ。
もう、カナヲさんも鬼を退治したらそれで終わり、みたいな感じになっているよ。
今日もいつも通り、カナヲさんと任務。
あ、そういえば最近カナヲさんがラムネ好きだって知ったから、プレゼントしようかな。
下校途中に駄菓子屋さんがあるし。
私の頬は、思わずニマッと緩んだ。
先生に、
先生「おい立花、ちゃんと話聞いてるのか?」
って注意されたけど。
早乙女さんたちはこっそりクスクス。
ちょっとムッとしたけど、由良ちゃんが宥めてくれたから、少し落ち着いた。
まあそもそも、悪いのは私だしね。
放課後になって、私は駄菓子屋さんに向かった。
考え事をしていたからか、思ったより早く着いた。
駄菓子屋さんのガラス戸には、「期間限定!空色ラムネ」とライトブルーの文字で爽やかなイラストと
ともに書かれている。
へえ、せっかくだからそのラムネにしようかな。
私は火に集まる虫のように駄菓子屋さんに入った。
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» ね…。 (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 数珠玉の呪い…なんか怖そう… (5月18日 20時) (レス) @page50 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» お願いします! (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華(プロフ) - 月坂柚花さん» ありがとう!早速見てくるね〜 (5月18日 20時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 七星 麗華さん» 今作れたよ。もしよければ見てね♪ (5月18日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月坂柚花 | 作成日時:2023年3月31日 20時