２つの糸3

鬼になんて、なるものか‼︎ ページ18

ふぁーーーーっ

彩「桜の呼吸…、憂いの情…、桜雨‼︎」

ヒュッ、パッ！

斬撃が9つくらい鬼に突き刺さる。

そのうちの一つは鬼の腕をばっさりと切った。

…けど、硬い、硬すぎる！

他の鬼が木片だとすると、上弦の鬼の腕は鉄みたいだった。

けど、それもすぐにビュンッと再生してしまった。

鬼「ふむ、おまえもなかなか良い刀を持っているじゃないか。弱者だと思っていたが、おまえと、そこの

　炎柱“だけ”は違うようだな。おまえも柱か？」

はい⁉︎

今、おまえと炎柱“だけ”って言わなかった⁉︎

炭治郎も善逸も伊之助も、私と同じくらい、いや、それ以上に強いんだから！

そして、

彩「私は柱ではなく、階級、丙、花ノ宮 彩！甲の、花ノ宮 りんの、妹です！」

鬼「俺は猗窩座だ。今まで何人もの鬼狩りを殺してきたが、桜の呼吸を使う鬼狩りは初めてだ。」

でしょうね、だって桜の呼吸はお姉ちゃんの作った呼吸なんだもん！

私が刀をギュッと握り締めていると、鬼はニヤリと笑いながら手を前に出した。

鬼「俺は猗窩座だ。覚えておくといい。俺は、女を殺すのは好かない。傷つけるのもだ。だから単刀直入に

　言おう。おまえも鬼になr…」

彩「ならない。」

私は猗窩座の言葉を遮って即答した。

鬼になんて、なるものか‼︎

私vs猗窩座→←人命が最優先！

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