蝶のような人 ページ9
授業が終わって、出口に近づくと、騒がしいことに気づいた。
またkzの誰かかな。
まあ上杉君を除けばいじめっ子たちの方を待っているかそれ以外かのどちらかだろうし、
私は関係無いでしょ。
そう思って私は堂々と出口に近づいた。
やっぱり若武君と小塚君、黒木君、美門君、七鬼君といじめっ子たちがいた。
あれ、じゃあ誰を待っているんだろう?
そう思いながらドアに手をかけると、腕を引っ張られた。
また?
もういい加減にしてよ。
若干イラッとしながら振り向くと、若武君がいた。
彩「…どうかなさいましたか?」
若武「どうしたかじゃねぇだろ!」
若武は急に怒鳴って私の腕を振り払った。
彩「いえ、私は特に用はないのでさよなら。」
軽く腕をさすりながら私は微笑んだ。
するとkzのみんなはもっと怒った。
結構丁寧に接したのに、どうしてだろう。
他の塾生たちは迷惑している。
もう少し周りを見ようよ。
呆れながら目の前で騒いでるみんなを見た。
その時____
?「もしもーし、どうかしましたか?」
ふわりと1人の女性が舞い降りた。
後頭部に紫の蝶の髪飾りをつけ、蝶の模様の羽織りを着ていた。
まるで、蝶のようだった。
?「こんばんは。今日は星が綺麗ですね。」
彩「あの、どなたですか?」
?「私は胡蝶 しのぶです。坊やたち、1人でいる可愛いお嬢さんを取り囲むなんてカッコ悪いですよ?」
しのぶさんはにっこり笑ってそう言った。
しのぶ「それに、周りの方が迷惑していますし。もう少し周りを見た方が良いのでは?
そんなんだと、みんなに嫌われてしまいますよ?」
綺麗な顔で毒を吐かれ、私は少し驚いた。
しのぶ「それでは、ご機嫌よう。」
しのぶさんはパッとその場を離れた。
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月坂柚花(プロフ) - Beleさん» ワオ!私もこれゴキブリ使って大丈夫かな〜って思ったけど結局使っちゃったw (2023年2月14日 6時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele - 月坂柚花さん» 「ゴキブリ」で吹いたWww (2023年2月13日 22時) (レス) id: e42f19255b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - yuzukaさん» ありがとう! (2023年2月13日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuka - 久しぶり!!お話面白いね (2023年2月13日 14時) (レス) @page50 id: e91cbbbf82 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» あはは(^◇^;) (2023年2月12日 12時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2022年12月27日 20時