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炭治郎なら任せられる ページ39

骨が見えるか見えないかという深さまで切った。

彩「伊之助…‼︎」

私は低く身を屈めて叫んだ。

炭治郎も伊之助がちょうど踏めるぐらいの高さになるように屈んだ。

伊之助「おっしゃあ!」

伊之助は炭治郎を踏み台にして跳躍した。

その時、私の右腕が蜘蛛の糸に引っ掛かった。

伊之助のことを邪魔するかのように私の腕は勝手に動いた。

彩「伊之助、避けて‼︎」

残った左腕で必死に右腕を押さえても勝手にジタバタと暴れる。

糸を切れる?

左手は利き手じゃない。

下手すると腕ごと切ってしまうかもしれない。

せめて、伊之助が鬼を倒すまで持ち堪えないと…‼︎

伊之助「袈裟斬りだぁー!」

伊之助がそう叫んで鬼の右の首の付け根から左脇下までを切った。

やった…‼︎

私は右腕に苦戦しながら喜んだ。

_______その時

シャキンッ

伊之助「おらよっ!」

伊之助は器用に私の腕スレスレを狙って糸を切った。

彩「伊之助…」

伊之助「そのままだと俺様に迷惑がかかるからな!おら、行くぞ!」

彩「ありがとう…‼︎」

私は微笑んでそう言った。

その瞬間…

伊之助「お前らにできる事は俺にもできるわボケェー!」

そう言って伊之助は私と炭治郎を空に飛ばした。

彩「わっ!」

‼︎

だんだんと鬼に近づいている…!

私たちに託されたんだ…‼︎

炭治郎「この匂い...そういうことか伊之助!」

私たちは空中で身を捻り、刀を持って構えた。

数十m先に女性の鬼がオロオロとして岩の上に座っていた。

でも、後15mぐらいのところで鬼はそっと手を伸ばした。

目からは涙が溢れて、タヒを切望しているかのような様子だった。

なんか、討伐するのが可哀想になってきたかも…

私が炭治郎に目配せすると、炭治郎は力強く頷いた。

炭治郎なら、任せられる…‼︎

炭治郎「水の呼吸…伍の型…干天の慈雨…‼︎」

説教→←首のない鬼



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月坂柚花(プロフ) - Beleさん» ワオ!私もこれゴキブリ使って大丈夫かな〜って思ったけど結局使っちゃったw (2023年2月14日 6時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele - 月坂柚花さん» 「ゴキブリ」で吹いたWww (2023年2月13日 22時) (レス) id: e42f19255b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - yuzukaさん» ありがとう! (2023年2月13日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuka - 久しぶり!!お話面白いね (2023年2月13日 14時) (レス) @page50 id: e91cbbbf82 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» あはは(^◇^;) (2023年2月12日 12時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2022年12月27日 20時

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