糸 ページ30
しばらく走っていると、怪我をした隊員に遭遇した。
彩「酷い…」
私は息を飲んだ。
皮膚も骨もぼろぼろで、見るのも痛々しかった。
炭治郎「大丈夫ですか⁉︎」
すると隊員は
隊員「助け、て…」
その時、隊員の背中にきらりと光るものが一瞬見えた。
次の瞬間、隊員は空を浮いた。
まるで、吸い込まれるかのように。
私は瞬発的に動いた。
彩「桜の呼吸…愛染の情…狂い咲き‼︎」
斜め上に飛び上がって、私は隊員の数ミリ後ろに刀を振るった。
隊員はまるで操り人形の糸が切れたかのように力なく地面に落下した。
あ、落ちる時の事忘れてた。
私が方向転換しようとすると、炭治郎が隊員を抱き止めた。
私は地面にストンと降りると、隊員の元に向かった。
彩「炭治郎、ありがとう。ごめん、私、後のことを考えてなかった。」
炭治郎「いや、彩は十分すごいよ。俺なんか、咄嗟に反応出来なかったし…。
本当に彩はすごいよ。」
私はすごく褒められて照れた。
彩「ありがとう、炭治郎。」
私は普段なら絶対やらないのに気持ちが高揚していたからか、思わず炭治郎の手を握ってしまった。
炭治郎は顔を真っ赤にして、髪を逆立てた。
あ、やっちゃった…。
私は手を急いで離すと、那田蜘蛛山の奥に向かった。
その時。
?「誰だ…⁉︎」
‼︎
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月坂柚花(プロフ) - Beleさん» ワオ!私もこれゴキブリ使って大丈夫かな〜って思ったけど結局使っちゃったw (2023年2月14日 6時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele - 月坂柚花さん» 「ゴキブリ」で吹いたWww (2023年2月13日 22時) (レス) id: e42f19255b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - yuzukaさん» ありがとう! (2023年2月13日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuka - 久しぶり!!お話面白いね (2023年2月13日 14時) (レス) @page50 id: e91cbbbf82 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» あはは(^◇^;) (2023年2月12日 12時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2022年12月27日 20時