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記憶を消す ページ27

鬼の首はころころと転がりながら床に落ちた。

鬼は“くそぉ、くそぉ”と叫びながら泣いていた。

私は首に近づき、頬に手を当てた。

彩「ごめんね…、ごめんね…。」

私は涙をこぼしながら謝った。

鬼とはいえ、この手で命を奪ったことに罪悪感を感じていたんだ。

鬼は泣きながら私を睨んだ。

鬼「憐れむな‼︎俺を憐れむな‼︎おまえ見てぇな弱いやつに負けたなんて…、ふざけんな‼︎」

私は申し訳なかった。

彩「ごめんね…、でも、あなたは人を傷つけた。そんなことしてほしくなかった…。

 あなたも元は人間だったんだから…。」

どうか、来世では鬼になんてならないで…。

鬼は最後まで私を罵倒して燃え散った。

トンッ…

布も燃え散り、恋柱様は解放された。

蜜璃「すごいよ!すごいよ、2人とも!下弦の参を倒したんだよ!ほんっとうに頑張ったねぇ!」

恋柱様は私とお姉ちゃんをぎゅーっと抱きしめた。

私はちょっと戸惑ったけど、恋柱様の背中にそっと手を置いた。

りん「ところで、生徒の中に怪我した人はいませんか?」

蜜璃「うん!それより、戦っているところを大勢に見られてしまったけど大丈夫かしら?」

ハッ、確かに‼︎

りん「大丈夫です。私にお任せください!」

そう言いながらお姉ちゃんはポケットから小型の噴射機を取り出した。

りん「恋柱様と彩ちゃんは避けてください!」

そう言ってお姉ちゃんはカフェテリア全体に薬を噴射した。

私は言われた通り薬を避けた。

生徒1「あれ、私何してたんだっけ?」

生徒2「やべ、もうこんな時間⁉︎」

え、みんな今の記憶ないの…?

ポカンとしていると、お姉ちゃんがコソッと教えてくれた。

りん「今噴射したのは数分前の記憶を消す効力を持った薬だよ。

 みんな鬼のことは忘れているから安心して。」

さすが…‼︎

那田蜘蛛山?→←十二鬼月



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月坂柚花(プロフ) - Beleさん» ワオ!私もこれゴキブリ使って大丈夫かな〜って思ったけど結局使っちゃったw (2023年2月14日 6時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele - 月坂柚花さん» 「ゴキブリ」で吹いたWww (2023年2月13日 22時) (レス) id: e42f19255b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - yuzukaさん» ありがとう! (2023年2月13日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuka - 久しぶり!!お話面白いね (2023年2月13日 14時) (レス) @page50 id: e91cbbbf82 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» あはは(^◇^;) (2023年2月12日 12時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2022年12月27日 20時

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