２つの糸

姉妹対決 ページ12

彩「…というわけで今私はこのお屋敷で暮らしながら鬼殺隊に入るため鍛錬しているの。

　 上杉君、わかった？」

上杉「だいたいは…。それより本当に鬼っているのか？」

彩「いるよ！だって私、本当に見たもの！」

りん「まあ、疑うのも無理はないね。でも、現に日本では多くの人が鬼による被害を受けているの。

　 私たち鬼殺隊はそれを防ぐために存在しているのよ。」

そう言ってお姉ちゃんはニコッと私に微笑んだ。

上杉「そうなのか…」

上杉君はまだ納得いかないような顔をしながら渋々といった感じで頷いた。

りん「そうだ、鬼殺隊の話で思い出したんだけど…。彩ちゃん、もうそろそろ最終選別に出ない？」

え⁉︎

りん「驚くのも無理はないけど、彩ちゃんは桜の呼吸もしっかりマスターしているし、

　 最終選別は余裕で熟せると思うのだけれど…」

彩「ですが…」

りん「そう謙遜しないで、ね？」

うーん…

上杉「じゃあ、りんさんと花ノ宮で一戦してみたらどうですか？」

りん、彩「⁉︎」

上杉「もちろんりんさんにはハンデをつけてもらって、それで花ノ宮が勝ったら

　 最終選別に行けばいいと思うんだけど。」

りん「なるほど…」

彩「私、お姉ちゃんと一戦してみたいです！」

りん「…わかった。じゃあ、姉妹対決しましょうか！」

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