さようなら、鬼の皆様

最終回 ページ26

ー数ヶ月後

奈子「お姉ちゃん、おはよう！」

彩「奈子、おはよう。」

奈子「今日の朝ごはんはねぇ…」

蝶屋敷を去ったあの日のことを、昨日のように思い出す。

あんなに騒がしかった蝶屋敷が、あっけらかんとしていて…、寂しい気持ちでいっぱいだった。

今頃、しのぶ姉さんは大学で研究をしているのかな？

カナヲ姉さんは海外で留学生活を満喫しているのかな？

アオイやキエちゃん、ナホちゃん、スミちゃんは新しい家族と今度こそ幸せに暮しているのかな？

柱のみんなはどうしているんだろう？

炭治郎たちは？

お館様は？

気になることはいっぱいある。

でも、私たちはそれぞれの道を進むべきなんだ。

将来、心から笑い合う為にも。

母「そういえば彩、今日若武くんの家に行くんでしょう？ついでに手紙を出してもらえる？」

彩「わかった。テーブルの上に出しといて。」

私はトーストをぱくりと食べると、二階に着替えに行った。

きっと若武、

『今日は二年生になってから初のkz 7会議だ！』

って言うんだろうな。

わくわく！

全員-彩「彩/お姉ちゃん、いってらっしゃい！」

彩「…うん、いってきます！」



若武「お、アーヤ、早いな。」

上杉「お前は自分家なのにどうして一番遅いんだ！」

小塚「まあまあ」

黒木「姫、お久しぶりです。」

翼「アーヤ、おはよう！」

七鬼「栗花落、栗花落！聞いたか？あのな…」

ふふっ。

私は思わず笑った。

全員-彩「？」

彩「いや、なんだかkzっぽいなって思って。」

私たちkzは、そして鬼殺隊は永遠に不滅、だよね！

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