月坂柚花のエッセイ

11／10の出来事 ページ7

私は、隣の席の人とどうも相性が合わないらしい。

きっと、相性占いをしたらー100％と出ると思うくらいだ。

なのになぜか、こんなにも相性が悪いこの人とは、今回で二回連続隣の席なのだ。

これ、少女漫画ならクラスメイトに、「あんたらって、ホントーに仲いいよねぇ。」って言われて、二人

揃ってハモりながら「腐れ縁なだけだから！」と否定するが、実は両片想いというハッピーな現象のはず

なのに〜！ (イケメンor美少女に限る。ちなみに、醜女の私が言うべきではないが、隣の彼もまあまあ

平凡な顔である。)

私は、常人と比べるとかなりコミュ力が高い自信があり、初対面であれば一分で仲良くなれる。

(うまくいけばこのまま仲良くできるが、うまくいかないと数日後に嫌われる。)

しかし、この人とは最初から上手くいっていないのだ。

まあ、私も隣の人と話さないと死ぬ病気ではないが、一つ考えて見てほしい。

授業で、先生が「隣の人と話してください。」と言ったとしよう。

私は隣を向く。彼は後ろか前を向いて、前後の人と話し始めるのだ。

じゃあ、私も前後の人と話せばいいと思うでしょう？

ふっふっふ、甘いな。前隣の席だったときは、後ろの人が不登校で、前の席の人は話しかけると毎回

驚かれ、かなり面倒だった。

今回は、咳が一番後ろで、前の席の人はいつも寝ているのだ。

ああ、神様 仏様 先生様。なぜ私を毎回不遇な席にするのです！？

ちなみに、最近では私が無理矢理話しかけている。

向こうが話に応じてくれないときは、

柚花(ああ、私があまりにも美少女すぎて、緊張しているんだわ。)

と、自前の超ポジティブ思考で乗り切っている。

もし隣の席の人に困っている時は、ぜひ私に相談してほしいくらい、解決方法を見出せる自信がある。

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