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ふう、ここなら、さすがに誰もいなさそう。
辺り一面、水田が広がってる。
半月に向かって吠える、野犬の遠吠えが静かに響いた。
鬼「ケケケ……、バカだなぁ、お前。こんな人目につかねぇトコに、女一匹でいちゃ、危ねえだろ。
でもおかげで、周りにバレないようにする手間が省けたぜ!!」
急に、鬼がベラベラと話し始めた。
鬼の爪が、牙が、すぐそこまで迫ってくる。
アイ「我妻くん! 嘴平くn……」
いない!?
気配を全く感じない!
そういえば、私が早歩きし出した時には二人の気配をあまり感じていなかったような……。
まさか……!
アイ「貴方、もう一体鬼の仲間がいるの?」
鬼「お前はどうせもうタヒぬんだから、言ってもいいか。ああ、そうだよ! だってアイツら、明らかに
強そうだったからなァ!」
鬼の攻撃を交わしながら、私は下唇を強く噛んだ。
私のせいだ。
判断を間違えた、私の……!
……ううん、反省は今すべきじゃない。
今はまず……
アイ「星の呼吸、弐の型、星の砂!」
スパァンッと、鬼の首を斬る。
鬼「なっ……! お前も鬼殺隊だったのかよ! クソ!」
鬼の言い残していることなんて、全く耳に入らない。
私はただ、来た道を無我夢中で駆け戻っていた。
ラッキーキャラクター
黒川あかね「ん? もうカメラ回ってる? テヘッ。」
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Bele(プロフ) - 月坂柚花さん» うん!ありがとう! (2月8日 20時) (レス) id: 6b934462d9 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» 中学校生活って、意外とあっという間だから、一日一日を全力で過ごしてね! Beleさんの小説、ひと段落ついたらまた引き継ぎお願いするね〜 (2月8日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele(プロフ) - 月坂柚花さん» ありがと〜!来年から中学生だー‼︎ (2月7日 22時) (レス) id: 6b934462d9 (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - Beleさん» ううん、中高一貫だから、しばらく受験はないよ〜(テストはヤバいけどw) 合格おめでとう! (2月7日 20時) (レス) id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
Bele(プロフ) - 月坂柚花さん» ありがと〜!無事第一志望合格しました!柚花さんってもしかして今年受験生だったっけ? (2月7日 20時) (レス) id: 6b934462d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月坂柚花 | 作成日時:2023年9月17日 10時