一番星の生まれ変わり

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屋敷の中でゴロゴロしながら、カチカチと規則的なリズムを刻む振り子時計を見つめる。

アクアとルビーが生まれてからは、世話と仕事とでいっぱいだったし、この世界に来てからも、蝶屋敷では

怪我人の看護、鬼殺隊に入ってからは毎日任務任務……。

私、結構頑張ってるな〜。

夜までちょっとくらい仮眠してもいいよね？

そう思って、私はそっと目を閉じた。

私は、嘘でできてる。

今世でも、そのつもりだった。

でも、前世と比べると、かなり嘘は吐いていない気がする。

そりゃあ、まあ、前世はお仕事だったし、そうしなきゃいけなかったよ？

それでも今の私は、自然にみんなと話せているよね。

みんなの悩み事にのったり、お菓子を一緒に食べたり……。

普通にしすぎて、つい本音が出ちゃうこともあるくらいだよ。

前世の私には、想像できないだろうな〜。

でも、なんだかんだ言って、今の私も、好き。

もちろん、偶像の私も好きだけど、飾っていない私も好き。

もしかして、素の状態でも、私は、みんなを愛せるのかな？

嘘は愛。

これが私のモットーだったけど、嘘を吐かなくても、愛は作れるのかな？

そうだったら、きっと、毎日が楽しくなるよね。

愛したり、憎んだり、笑ったり、泣いたり……。

人間らしい生々しい感情を、思いきり出せたらいいのになぁ……。

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ラッキーキャラクター

黒川あかね「ん？　もうカメラ回ってる？　テヘッ。」

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