一番星の生まれ変わり

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この人、少し変わってるなぁ。

ま、もちろん断るけど★

でも、なんで急に求婚をしたのかな？

そう考えながら固まっていると、宇髄さんが頭をポンッと叩きながら言った。

宇髄「冗談だよ、俺には須磨とマキヲ、雛鶴がいりゃあ充分だからな。」

アイ「なーんだ、冗談だったのか〜。てっきりおかしくなったのかと思ったよ〜。元からだけど。」

宇髄「今しれっと失礼なこと言わなかったか？」

アイ「なんでもなーい。それより宇髄さん、その……遊廓？ ってとこでの任務、頑張ってね〜！」

宇髄「ああ、アイもな。……ところで、アイって苗字はなんなんだ？ なんか、名前で呼ぶと違和感しか

　ねえ。」

アイ「あー……苗字……ねぇ……。」

うーん、どう言って切り抜けようかなぁ。

アイ「私は……アイドルの時の『アイ』らしく、みんなを愛するための嘘をつきたい……から？」

小さくそう呟くと、宇髄さんは首を傾げた。

宇髄「あいどる？ 嘘……？」

アイ「あはは、なんでもないよ〜。苗字は、また今度、会ったときに教える……かもね！」

宇髄「絶対教えろよ？」

アイ「どうでしょう？」

こういう、小さな言い合いって、楽しいなぁ……。

前世だと、言い合う相手もいなかった。

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ラッキーキャラクター

黒川あかね「ん？　もうカメラ回ってる？　テヘッ。」

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