さようなら、KZの皆様

アーヤと蝶屋敷メンバーの出会い〜しのぶ編〜 ページ8

彩「す、すごい…。」

私はすごく大きな屋敷の前に立っている。

カナエ「ここが私の家よ。正確には私たちの家…かな？」

私…たち？

その答えはすぐにわかった。

この屋敷にはカナエさんの妹のしのぶさん、拾い子のアオイさんにカナヲさんたちがいた。

しのぶ「姉さん！また女の子を連れてきたの⁉︎」

カナエ「まあまあ、いいじゃないの〜。だって彩ちゃんはかわいいもの〜！

彩ちゃんのご両親は夫婦喧嘩を時々するみたいで、そのたびに彩ちゃんは外に出ていたんだって。

せめてその間だけでも屋敷で面倒を見ましょう？」

しのぶ「…まあ、そのくらいなら…」

私…迷惑なのかな？

彩「あの、ご迷惑をおかけして申し訳ありません…」

しのぶ「別に…」

その時、毛がフサッフサの犬が蝶屋敷に入ってきた。

しのぶ「き、きゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！
い、犬〜！わ私、犬だけは無理なんですよ〜‼︎」

しのぶさん、犬を怖がっていらっしゃられる。

彩「氷魔法！」

私は犬のいるあたりの床を凍らせた。

それに驚いた犬は尻尾を巻いて逃げていった。

彩「しのぶさん、大丈夫ですか？」

全員-彩「ま、魔法⁉︎」

あ…。

カクカクしかじか…

しのぶ「つまり、彩は氷の魔法を使えるのね。さっきはありがと。あと…」

あと…？

しのぶ「またいつでも…、きていいから。」

彩「…本当ですか⁉︎」

これは、認めてくれたって事だよね…？

カナエ「もう！しのぶは素直じゃないな〜」

しのぶ「姉さん！」

ふふっ。なんか、あったかいな。

アーヤと蝶屋敷メンバーの出会い〜アオイ編〜→←アーヤと蝶屋敷メンバーの出会い〜カナエ編〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す