さようなら、KZの皆様 (ページ49)

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協力ページ49

ザクッ、グサッ…

さっきよりも明らかに攻撃を食らっている。

やっぱり、私の体が小さいからなのかな…

目眩がして、私はその場に倒れこんでしまった。

みん…な…

ゴ…メン…

私、もう勝てないみたい…

？「何を言っているの？」

だ…れ…？

ふと視線を上に向けると、カナエ姉さんの顔があった。

彩「カナエ姉さん…」

カナエ「立ち上がりなさい。氷柱、栗花落彩。」

カナエ姉さんは悲しそうな、険しい顔をしていた。

カナエ姉さんはもう亡くなられたはず。

私、もう黄泉の国にたどり着いたのかな…

カナエ「倒すと決めたのなら倒しなさい。勝つと決めたのなら勝ちなさい。

　約束したんでしょう？しのぶにも、カナヲにも…。」

そうだ…。

カナエ「彩ならできるって信じてるから…！お願い…！」

彩「もちろんだよ…！カナエ姉さん…！」

そう言うとカナエ姉さんは安心したかの様に消えた。

その時。

ドアがバァァァンと開いて、カナヲが入って来た。

カナヲ「しのぶ姉さん！彩！」

しのぶ、彩「カナヲ/カナヲ姉さん⁉︎」

カナヲ「二人とも無事で良かった！」

彩「二人にお願いがあるの！」

しのぶ、カナヲ「え⁉︎」

彩「私とともに、あの鬼を倒してください！」

すると二人はキョトンとした顔になった。

え…

もしかして見捨てられちゃった…⁉︎

確かに一人で戦っていたから見捨てられても仕方ないけど…

しのぶ「当たり前じゃない！」

カナヲ「今さら何を言っているの？」

彩「二人とも…‼︎」

しのぶ「まったく、彩は一人で頑張りすぎなんですよ！」

カナヲ「私は、彩に協力するから！」

彩「ありがとう…‼︎」

童磨「やれやれ、交渉破綻、てことで良いのかな？しのぶちゃんが危ないけど？」

しのぶ「あんたに簡単にやられるようでは柱として失格です！

　だいたい、ここには柱並みの実力者が3人もいるんですよ！」

しのぶ姉さん！

カナヲ「彩、カナエ姉さんの仇は絶対倒そうね！」

彩「…！うん！」