さようなら、KZの皆様

allow or disallow〜許すか許さないか〜 ページ36

柱合会議の内容は上弦の鬼を倒したこと、柱稽古、そして痣について、だった。

途中で冨岡さんが抜けたりしたけど、ある程度は順調に進んでいた。

もうそろそろお開きかな？

ところが…

あまね「最後に、皆様に紹介したい方々がいます。

　 少々お時間を。」

この時私は新しい柱が入ったのかと思った。

でも、そこに現れたのは…

あまね「最近入った有能な隠の方々です。」

KZのみんなだった。

しのぶ姉さんは眉間に皺を寄せて、あからさまに嫌悪の顔をした。

しのぶ「彩、大丈夫なのですか？」

彩「…ちょっと…」

しのぶ「ちょっと？」

彩「あまね様、少し気分がすぐれないので、…失礼します…」

甘露寺「彩ちゃん、大丈夫？」

私は蜜璃ちゃんの質問に答えずその場を立ち去った。

お手洗いでガタガタと震えながら、そっと息を顰めた。

　 ーみんなと仲直りしたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ーまた裏切られたいの？

　 ーもうみんなはそんなことはしないよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ーどうしてそう言い切れるの？

　 ー私は…私は…


















“みんなと仲直りしたい”…‼︎

私はガタンとみんなのいる場所に戻った。

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